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December 10, 2004

旅日記●中国四川省・九寨溝&黄龍5

目次

第四天 10月26日(火) 今日も「仙人の世界」に浸ります
九寨溝:くもりのち晴れ5度~15度

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樹正寨から周りの山々をのぞむ

今日は少し遅めに10時の出発。すでに胃の調子がおかしくなくなってきた私はホテルのビュッフェ式朝食はスキップし、日本から持っていったカロリーバーとポタージュスープで済ませました。胃腸の弱い私は、たくさん食べたり、油ものが続いたりするとすぐ調子がおかしくなる、しかもやめればいいのにお酒を飲むのがいけない。よく行く台湾でも必ず調子を崩してしまいます。九寨溝に来てからは、高山に慣れるまでは自粛と思い、大好きなビールは飲んでいないんだけど・・・。
今朝もガイドの曽さんが6時から並んで、バスがチャーターできたのでほっ。溝口から1キロくらいのところに送迎用バスを止め、そこから先は歩いて溝口に行き、溝内専用のチャーターバスに乗り込みます。ちなみに送迎用バスは曽さんが所属する会社のもので、重慶からドライバーさん二人がかりで運転して運んで来てくれたもの、今後、黄龍から最後の成都までの交通手段となります。ちなみにこちらのドライバーさんは、とても安全運転で安心でした。
今日の観光は溝口から程近い盆景灘から。その名の通り、流れる水の中にたくさんの盆栽が林立しているように見えます。昨日の人ごみがうそのように誰もいないところで、ゆっくり観光。少し遅い出発がよかったのかな。
次は同じく樹正溝の少し上に位置する双龍海から火花海へ。双龍海は、湖底に沈む石灰化した堤が二匹の龍のように見えることがその名の由来。一方、火花海は、陽の光が反射して水面に火花が散っているかのようにチカチカ輝いて見えるから。人ごみがないのでゆったりと散策を楽しめました。
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火花海・曇っていたのでチカチカはいまいちだけど

続いて樹正寨へ。ここは九寨(9つの村)の中でも最も豊かだとか。チベット仏教の特徴的な建物が並び、お土産品もいっぱい売られています。
九寨溝が発見され世界遺産に登録されてから、ここに住むチベット族(中国語で蔵族)の人々の生活はすごく豊かになったそうです。有数の観光地となったいまでは、仕事はいくらでもあるでしょうし、先祖代々住んでいた場所を開放し、自分たちの生活そのものをいわば観光化しているわけですから、オカミ(国?省?そのへんの詳しいことはわかりませんが)からの援助もいろいろあるのだと思います。都市部よりも暮らしが豊かな人もいるかも知れません。
さてこの樹正寨にはほとんど人の姿は見えず、静かな村を散策することができました。一番奥にお寺があり、おばあさんが開けてくれたので、お線香をあげることができました。中は薄暗く、小さな仏像がたくさん並べられていました。チベットは私にとって一度訪れてみたいあこがれの土地のひとつだったのですが、四川省で思いがけずその文化の片鱗に触れることができました。
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九寨(9つの村)でも最も豊かと言われる樹正寨

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チベット仏教のお寺は色鮮やか

昼食はもちろん昨日と同じサービスセンターでのビュッフェ。準備万端の母は、ホテルの朝食ビュッフェで即席サンドイッチを作り持参。おかげで食傷気味の山中料理を食べないで済み、感謝。続いて昨日と同じ露店風ブースへ。今日は同じツアーグループの金子さん、そのお母様の小濱さん(オントシ86歳のとっても素敵なおばあちゃま)、そして添乗員の神保さんも一緒に。うちの母が張り切って値切り、皆さんよい買い物ができたようです。

午後は九寨溝で一番高いところ、標高3150m、則査窪溝の一番奥にある長海へ。ここまで来ると、周囲の景色は紅葉の山々から一転して、雪を頂く山々に。午前中はあまりよくなかったお天気がここにきて回復し、素晴らしい山並みに一同さらに感動。アルプスやカナディアンロッキーに通じるものがあるそうです。
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万年雪を戴く山々に囲まれた長海は九寨溝の湖沼の中で最大

九寨溝最後の観光は長海の少し下に位置する五彩池。その名の通り、陽のあたり具合によって、時には深く、時には浅く、日に何度も色を変える湖です。私たちが訪れたときは、すばらしいコバルトブルーに輝き、底はどこまでも清く澄んでいました。
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五彩池・見事なコバルトブルーです

さてこれで九寨溝観光は終了。昨日と同じく溝内専用バスで溝口まで戻り、そこからツアーバスまで徒歩かと思ったら、今日はタクシーでした。年配の方が多いので、ツアーバスの駐車場までの1キロくらいの距離に不満の声があったようです。駐車場近くに曽さんおすすめのマッサージがあり、旅仲間3人組はそちらへ。ほかのみんなはホテルに帰って一息です。

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これは結構おいしかった鶏肉の炒め物・カシューナッツではなくピーナッツ
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まあまあ好評だったサトイモとスペアリブ

夕食はホテル内の巨大なレストランにて。このホテル、本当にテーマパークみたいで何でも巨大なんですが、今日のレストランもボールルームのようです。がしかし、食事はいつもと同じ。いやあ、見事に初日と同じメニューが並んでいます。そして相変わらず量が多い。毎回誰も手をつけない魚(鯉のような淡水魚)を含め、半分以上は残してしまうのだからもったいなさすぎ、誰にともなくごめんなさい・・・。想像するに、ツアー客に出す料理というのがどこのレストランでもあらかじめ決まっていて(多分そこのレストランでは最高のものなんでしょうけど)、結果として同じものが毎回出てきてしまうのではないかと思います。個々のレストランはその前後のことは別に考えていないわけだし。まさか前も後も同じものを食べているとも思っていないのでしょう。また、九寨溝にはまだ日本人観光客が少ないので、受け入れ側が日本人の好みをよくわかっていないのではないかと思います。量が多すぎるのもそのせいかな。

ホテル内のショッピングモール(ロビーには屋台風のものもいくつか出ていました)で、天珠というここでしか取れない(と言われた)石で作ったチベット風ネックレスとブレスレットを購入。さらに羊毛で編んだかわいらしいバッグも買ってしまった。これは日本円で4000円くらい、中国にしてはめっちゃ高い買い物だったけど、色合いも風合いもとてもオシャレでお気に入りです。
明日はさらに高い場所へ、そして今回の旅のハイライト黄龍へ。ゆっくり身体を休めなくては。

閑話休題
■中国語のこと2

一言で中国語と言っても、種類がたくさんあるのは皆さんご存知ですよね。標準語(普通語)が北京語(マンダリン)で、普通は中国語と言えばこの北京語を指すことになります。中国語には音声というものがあり、発音は同じでも音の上がり下がりで意味が異なる言葉になってしまいます。中国語を学ぶ場合、NHKの中国語講座でも民間の学校でも、まず学ぶのは発音。それだけ難しいし、重要だということですね。北京語には四つの音声があり、また舌を巻く発音が多いのが特徴です。
ほかによく知られている中国語は広東語、福建語あたりでしょう。広東語は、日本でも多くの香港映画が封切られていることから、耳にしたことがある方が多いと思いますが、広東省から香港にかけて使われている言葉です。福建語は中国の福建省の言葉、また台湾で話されている台湾語も福建語の仲間です。海外に移民した華僑の多くが広東人と福建人なので、世界各地どこのチャイナタウンに行ってもこの二つの言語は超メジャーです。
北京語、広東語、福建語は、それぞれ全く違う言語と言ってもよいくらい違います。だから、お互いにコミュニケーションを取ることはできません。私が香港に住んでいた1986年頃はまだ香港はイギリス領だったこともあり、北京語は全く通じませんでした。ちなみに「北京」を「ペキン」と読むのは広東語。北京語では「ベイジン」と読み、英語で書くとBeijingになるのはご存知の通り。かつて香港人の同僚が「これはいかに広東語がメジャーであるかの証左である!」と威張っていましたが、まあ、そうかも。でも何でかしらね?
先日、ウォン・カーワイ監督の新作「2046」を見ました。主演のトニー・レオンは香港の俳優、チャン・ツィイーやコン・リーは中国出身。お互い母国語を話すので、女優たちとトニー・レオンがからむシーンは北京語と広東語のやりとりになっていました。でも現実にはそういうシチュエーションはありえないです(もちろん特殊な場合を除いて)。キムタクとフェイ・ウォンが日本語と広東語で話すというシーンもありましたが、極端に言えば、それと同じくらいの違和感があるのです。それが実はあの映画の不思議な雰囲気をかもし出しているのだけれど、それって中国語を理解する人じゃないとわからないかも。カンヌの観客はどう思ったのかしら、などということも気になってしまった映画でした。

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