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January 24, 2005

エンタメ&カルチャー日記1●ヴィスコンティから都はるみまで

目次

またまた新企画、エンタメ&カルチャー(&一部グルメ)日記をつけることにしました。ただの自己満足だけど、まさにブログっぽい企画じゃん!?

2004年11月~12月

映画・恋の門11月15日・渋谷シネマライズにて
いま最も注目される舞台演出家松尾スズキの初監督作品。舞台は前売り発売開始と同時に売り切れ、うちのすぐ近くの世田谷パブリックシアターで公演した「イケニエの人」のチケットも出遅れて取れず、でも話題のものは見たいというミーハー根性の私としては、とりあえず映画館に足を運ぶしかなかったと言えます。前置きが長すぎるが、感想は一言で「笑えた!」。久しぶりに笑える映画を見ました。おっもしろいじゃん、やっぱり松尾って。いわゆる漫画のラブコメの世界を実写にしたという感じだけど、主演の松田龍平くんも酒井若菜ちゃんは初々しくもがんばっているし、脇を固める大竹しのぶや忌野清士郎もいい味を出し、カメオ出演の皆々様も素敵。特に市川染五郎にはカンドー(どこに出ているかはお楽しみ)。そして何よりホンがよく出来ているさあー。笑いたい人にはぜひお勧めの1本です。

展覧会・マチス展11月17日・上野国立近代美術館にて
マチスねえ、大好きなんです。どこの美術館でもマチスがあると一番時間をかけて見ていたのだけど、今回のマチス展はかなり大規模、作品数がすごくてえらい!テーマ別にわかりやすく並べた展示方法も◎、「ヴァリエーション」のパートでは同一主題をどのようなヴァリエーションで表現したかを、「プロセス」のパートではひとつの作品が作られていく過程を丁寧に見せていました。大好きな切り紙絵の「JAZZ」シリーズ全作品展示も◎。マチスの魅力は線の力強さと色彩の鮮やかさだと思いますが、多種多様なテクニックが使われていることを知り、勉強になりました。
普段買わない重いカタログまで購入しちゃって、どーすんだよ、本棚にはもうスペースないのに。

映画・山猫11月29日・新宿テアトルタイムズスクエアにて
ご存知、ルキノ・ヴィスコンティの傑作。以前は英語版は発色の鮮やかさ、イタリア語版は物語の完成度、と言われていましたが、最新技術によって両方のよさを足した「イタリア語・完全復元版」が登場しました。詳しいストーリーははしょりますが、シチリア島の貴族が新旧二つの体制に巻き込まれていく物語。その1/3が舞踏会のシーンで、本物の貴族がたくさん出演しているそう。このような贅沢な映画はいまでは撮れないと言われています。これは見た人でないとわからない、ただただ映像の持つ力を感じる3時間6分。これこそ映画館で見て欲しい作品。クラウディア・カルディナーレの野性的な魅力も、アラン・ドロンの美しさも必見。ほかのヴィスコンティ作品も見直したくなった。でもビデオじゃなあ。またヴィスコンティ映画祭やってください、ぴあさま。

子午線の祀り12月13日・世田谷パブリックシアターにて
木下順二の名作、平家物語を題材にとった大作。文学と近代劇のドラマを見事に調和させた作品ってことですが、結構難解!作品全体のスケールがでかく宇宙観まで入ってきちゃって、ギリシャ悲劇とかシェイクスピアを見ているような感じ。「セリフ」で演じられる「近代劇」の部分はいいのですが、「群読」を始めとする「語り」の部分は古典を知らないとついていかれない。いずれにしても源平の戦いに対する知識がないとさっぱりわかりませんねって、そんな人は見るな、かしら?私がこの劇を見たかった理由は生の野村萬斎が見たかったから。その欲求と期待は彼の名演技によって十分満足させてもらいました。うまかったです。特に後白河法皇に挑戦状をたたきつけるシーンは圧巻のド迫力でした。しかし演出の観世栄夫さんはお願いだから出演しないで。セリフは忘れるし、身体もよろよろしちゃってるんだから。

都はるみコンサート12月21日・新宿コマ劇場にて
都はるみ!しかもコマ劇場!!こんな経験は二度とできない(しない)と思う。私のエンタメ友というのはおこがましいが、いつもいろいろなことに誘ってくださる大先輩が、「覆面エンターテインメント」として招待してくれました。つまり当日まで場所も内容も知らされていず、新宿のとある場所で待ち合わせして連れて行かれたのが、これだったってわけです。実は演歌には拒否反応があるっす。どうなることかと思いました。それも最初から最後まで歌だってゆーじゃないすか。普通この手のコンサート(リサイタル?)は、前半がお芝居で後半が歌らしい。でも今回はずーっと歌!まあ、結論としては貴重な体験だったと・・・。いえ、思ったほど拒否反応出なかったです。いまの演歌ってアレンジをかなり洋風(?)にしているみたいだし、宇崎竜童の作った曲とかもあるし。あと二度と行かないかも知れないコマ劇場。普通のコンサートホールと違って、軽食やさんやおみやげやさんが充実していて、ちょっと歌舞伎座っぽい。昔のエンタメは幕間もゆっくり楽しむものだったんでしょうね。今回の休憩も30分ありました。

え?ってことは2004年エンタメの締めはこれだったわけね。いま気づいたぜ。

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