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June 15, 2005

エンタメ&カルチャー日記5●雑多&ミーハー

目次

GOSPEL SHOWER&島唄5月7日
いっしょくたにするのも乱暴だけど、この日は音楽三昧の日。まずは7つのクワイアが集まって行われたゴスペルのお祭り。プロも出演したけど、ほとんどはその弟子のアマチュアたち。はっきり言ってかなり稚拙なシーンもありましたが、なんたってゴスペルなんて初めてなもんで、それなりに楽しめました。圧巻はラスト、100人勢ぞろいの「マスクワイア」だったのだけど、友人に会うためそこまでいられずに六本木のオキナワン料理屋「島唄楽園」へ。メニューが豊富で思わず微笑んでしまったけど、土曜日はライヴがあって、これがまたびっくり。この日は平安隆さんという方が出演したんだけど、とにかくうまい。しかもお客さんのノリがすごい。食器をたたいてリズムを取ったり、その辺中で踊りだしたり。六本木の交差点にいるとはとても思えない熱気、ここだけ沖縄だぜ、マジで。平安さんもノリノリで島唄だけでなく、ブルースや歌謡曲(ご愛嬌)まで唄っちゃって、六本木の熱い夜は更けていったのでした。

まちがいの狂言5月9日・三軒茶屋・世田谷パブリックシアター(SEPT)にて
野村萬斎は以前から好きで、同じSEPT(実は彼が芸術監督を勤めている)で「子午線の祀り」という演劇も見たことがあります。こちらは難しいわ、長いわでかなりきっつかったんですが、今回の狂言はほんとおもしろかった。狂言初体験の私でも、わかりやすいし、笑えるし、演出も舞台美術もよくできている。一番端ではあったものの前から二列目で見られたのも大大ラッキー。原作はシェイクスピアの「まちがいの喜劇」という彼お得意の入れ違い、勘違いの物語。それを高橋康也さんという人が狂言にして、でもって萬斎が演出したのがこの舞台。「ややこしや」の舞台と言えば、ご存知の方もいらっしゃるかも知れません。二組の双子がぐちゃぐちゃになって、確かに最初から最後まで「ややこしい」お話。でもほんと笑えます。野村万作もさすがにすばらしかったけど、やはり萬斎にも感動。うまいのはもちろん、小柄な身体からあふれ出るエネルギーと若々しさにびっくりしました。アメリカ公演も控えている「世界に通用するコメディー」です。
ちなみにSEPTはいつもいいもんやってまっせ。定期的に要チェックです。

インファナル・アフェアⅢ終極無間5月11日・渋谷東急にて
ご存知ハリウッドでリメイク版が作られることも決定しているという、最近中国映画に押され気味の香港映画久々の大ヒット作。3部作の最後になるこの作品はまさにシリーズ完結編といった感じで、Ⅰ、Ⅱを見ているといろいろなところがつながって楽しめます。つじつま合わなかったり、何で?って思うところもたくさんあったけど、それでも十分エンターテインニングでよくできた作品だと思う。トニー・レオンはいつも通りあまりに素敵だけど、今回は何たってアンディ・ラウの独壇場。いい役者でっせ。

奴碑訓5月17日・北千住シアター1010にて
寺山修司の代表作。寺山って舞台も初めてだけど、本さえ読んだことがないという・・・。なのになぜ見ようと思ったかというと、よくエンタメにご一緒させていただく大先輩のおじさまが生前の寺山さんと親しくしていて、薦められたから。主演の旺なつきさんともお知り合いで、旺さんのやっている六本木のお店に連れて行ってもらったこともあります。ってなわけで前置きはこれくらいにして、内容はというと、これがアングラってもんなのねー、と関心。元々天井桟敷って円形劇場だったんでしたっけ?そのへん定かではないんですが、そういう劇場で見るべきもんなんだと思う。このようなきれいな劇場に不似合いですわ。宙吊り状態が続いたり、役者って何よりやっぱり体力なのね、というところは関心したけど、あとはさっぱりわからず、楽しめず。私にはアングラは向いていない感じです。

メディア5月27日・渋谷文化村シアターコクーンにて
一度見たかったんです、蜷川幸雄。萬斎さん主演でアテネ公演もした「オイディプス王」のチケットが取れなかったのもあって、今回はレベンジ?ってわけでもないけど、絶対見たいと思っていました。そして大竹しのぶ。彼女の舞台も一度は見なくちゃと思っていました。舞台は一面水が張ってある奇抜な演出。最初は「何か水みたいだなあ」とは思いながら、ぼーっと見ていたら役者がばしゃばしゃ入っていくのでびっくり。動きが激しくなると最前列の人には水しぶきがモロかかるので、ビニールシートみたいなものをかぶってました(どうでもいいが)。ストーリーはよく知られたギリシャ悲劇なんですが、一幕もの2時間という長さでほっ。何か長いんじゃないかってイメージがあったので。それにしても大竹しのぶはやはり現在日本最高の女優かも。声がとにかくよく通り、あれだけのセリフ量でも言い澱むようなところが全然ない。相手役の生瀬勝久という人(演劇オンチなので全然知らない)も上手で、演出も役者も成熟した舞台という感じでした。千秋楽前日で完全に仕上がっていたという印象です。大竹しのぶ未体験の方はぜひ一度トライしてみてください。

今月のビデオ鑑賞
立て続けに見ちゃいました、ラテン若手俳優トップ&近頃どうも流行の子犬顔代表ガエル・ガルシア・ベルナルくんの主演作品3本。
●アモーレス・ペロス
監督のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥなる人は(一度でおぼえたあなたはすごい)、メキシコのタランティーノと言われているらしいが、確かにタランティーノ好きな人は絶対見るべき。おもしろいです。スピード感ごっつあります。ちなみに「アモーレス・ペロス」とは「犬のような愛」。犬が重要な役割になっていますが、結構残酷なシーンが含まれるので犬好きの人は要注意。
●天国の口、秘密の楽園
ざっつあまずっばい青春?ロードムービー。ガエルくんを一躍有名にした作品。大学入学を控えた親友二人が年上の女性とひと夏の旅に出るという、それを聞いただけで「あー、二度と戻らない夏の思い出ものね」と思った方、その通りです。もう一人の青年役ディエゴ・ルナもいま注目のラテン俳優。私はまったく興味のないルックスですけど。ちなみに原題の「Y Tu Mama Tambien」は私の限られたスペイン語知識によると「あなたのお母さんも」って意味だと思う。邦題とはかけ離れているけど、意味は本編を見ればわかります。
●モーターサイクル・ダイアリーズ
役柄、三作品の中でガエルくんが一番素敵なのは役柄からか、これですね、やっぱ。なんたってキューバ革命の英雄チェ・ゲバラ役ですから。私はチェ・ゲバラがアルゼンチン人だったことも知らなかったけど、本でも読んでみようかなと思いました。この映画は、単なる一人の医学生とその友人が南米大陸を縦断する旅を追っているだけなんだけど、それでもガエルくんのミリキ的なこと。20世紀を代表する革命家誕生の背景がきちんと描かれていると思いました。

今月のグルメうんちく
●阿川(三軒茶屋)
最近流行のカウンター和食の有名店。住宅街にひっそりたたずむってところもお決まり。生の桜海老や水なすの刺身など、ちょっと変わった素材をそのまま、または創作和食で食べさせる。おいしいけれどちょっと高め。また、煮浸しの煮汁を思いっきりふかしていたがいいのか?という疑問も。ワインがおいしいのは◎。
●バル白金(恵比寿三丁目)
スペインバルも流行っすね。私ってやっぱりミーハーだわ。恵比寿三丁目の信号付近、首都高の下には「酉玉」や「寅」など知る人ぞ知るお店がありますが、このお店もその並び。あまりほかのバルは知らないけど、このお店のタパスやパエリヤはかなりハイレベル。タパスではおなじみのうなぎの稚魚のオイル漬けがここではしらすだったけど、それもおいしく、イカ墨のパエリヤは特にお薦めです。
●EURO(三軒茶屋)
絶対知っている人がいないと自信を持って言える、うちの近所の超ローカルなトラットリア。と言っても見かけは完全に喫茶店。ちゃんとした料理を提供しているようには全然見えない。が、実際はメニューの数も多く、素材も味もきちんとしたものを出します。青年二人きりでやっているお店ながら、グリッシーニも手作りで感心。

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Comments

さっき偶然ミクシィで見つけました。
大学のクラスメートの渡辺佳紀です!
覚えてますか???

由佳や絵里のことはたまに思い出していて、
「何してるのかなぁ?」って思ってました。

とても懐かしいです。

俺は相変わらずコロムビアでディレクターをやっています。

間違ってなかったらメールくださいよ!

Posted by: 渡辺佳紀 | July 15, 2005 at 04:01 AM

久々にup date拝見しました♪しかし本当にハ-ドスケジュ-ルの合間をぬって よくぞここまで”観る・食べる・飲む・創る”してるね~!!!!
驚嘆です(@o@;) 凄いっ!!
これからもがんばって♪

Posted by: のぶ | October 20, 2005 at 02:44 PM

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